DPFリフレッシュ&リビルトのリトラス・セラメックス

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2025.12.01

DPF交換の前に知っておきたい!純正・社外・リビルト品の違いを徹底解説!

ディーゼル車の排気システムに欠かせないDPF(ディーゼル微粒子フィルター)。交換や修理のタイミングで、「純正品」「社外品」「リビルト品」など、選択肢は意外と多いことをご存じですか?

見た目は似ていても、性能・耐久性・保証・安全性には実は大きな違いがあります。価格だけで選んでしまうと、燃費悪化などの思わぬトラブルや再修理のリスクにつながって後悔することも…。

あなたの選択が、車両の性能や燃費、車両寿命、環境負荷、そして安全性までをも左右します。

この記事では、それぞれの特徴と違いをわかりやすく説明しますので、最適なDPF選びのためにもお役立てください!

DPFでもよく聞く純正品・社外品・リビルト品の違いって?

純正品とは?

純正品とは、メーカーが自社製品向けに製造と販売している部品や関連製品のことを指します。DPFの場合で言うと、日野やいすゞなど各自動車メーカーが自社製品搭載用に製造して販売したものが純正品と呼ばれます。

メーカー側で製品の安全性や品質が担保されており、他の純正部品と適合するように始めから設計されているため、性能面や動作保証の面で高い信頼性があります。また、メーカー保証やアフターサポートも付いているため、取り換え時の不具合やトラブルにはスムーズに対応してもらえるなど、保証内容やサポートが充実しているのも特徴です。

こういった特徴がある一方、製品として一定の品質を保つために値段が高くなります。

社外品とは?

社外品とは、特定の製品を製造したメーカーではない第三者が製造した純正品に適合する製品や部品のことです。特定の自動車メーカーが製造したDPFは純正品であるのに対して、他のメーカーが製造したDPFはすべて社外品に該当します。

この社外品の中で、新品であることをアピールするために使われているものが「社外新品」です。"新品"という言葉が付く分聞こえはいいですが、第三社の会社が製造した類似品であるため、規格が合うように作られていても品質や性能にばらつきが出る可能性があるため注意が必要です。

ただし、社外品は純正品に比べると価格が安いことが多く、価格面でのコスト負担は大幅に減少します。また、純正品にはない機能を有しているものも中には存在しているため、あえて社外品を選ぶ人もいます。

リビルト品とは?

リビルト品とは、使用済みの車両から取り外した製品や部品を分解して洗浄し、劣化や摩耗して使えなくなった部品を交換してから再度組み立て直して動作テストや耐久試験をクリアした再生品のことを指します。いわば、性能を回復させた再利用品です。

新品や純正品よりも安価に購入でき、性能も新品同然の状態まで回復させたものが多いため整備費用を抑えつつ高品質なものを手に入れられると近年需要が高まりつつあります。また、純正品の新品ではなかなか手に入りにくくなった古い車型の部品でも、リビルト品としてであれば入手可能な場合があるというのはリビルト品ならではの特徴です。

加えて、再利用品であることから、資源の有効活用と環境負荷の低減に寄与し、SDGsの実現に貢献できるという点でも注目を集めています。

需要増のリビルト品でも注意が必要!?

上述したように、経済性や信頼性、環境負荷の低減といった点で人気も高くリビルト品の需要は拡大していますが、社外リビルト品や純正リビルト品など種類があるように、元々の製品の種類や交換している箇所にどのような部品を用いるかでDPFの性能や耐久性は大きく変わってきます。

例えば、純正リビルト品の場合、純正という言葉だけを聞いて安心される方も多いかと思いますが、中にはDPFのケースやカバーのみ・DPFのフィルタのみなど一部だけに純正のものを使用して販売している場合もあります。

このような場合でも「純正リビルト品」とアピールして販売している業者もいるため注意が必要です。

また最近では、DPFの前段にあるDOCの触媒機能のみ安い海外製や社外品に変更して販売されているリビルト品も出回ってくるようになりました。

DOCはディーゼル酸化触媒と呼ばれ、エンジンから流れ出た排ガスが1番はじめに到達する場所です。内部はハニカム構造になっており、その表面は主に白金やパラジウム、プラチナなどのレアメタルと呼ばれる貴金属でコーティングされています。

この内部を通過する際、貴金属の触媒作用により酸化反応が促進されることで、排ガスは約600度まで燃焼温度が上がり、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC)を高温で酸化させて、人体に無害な物質である二酸化炭素(CO₂)や水蒸気(H₂O)に変換し、排ガスの浄化を行います。

純正品に比べて、海外製や社外品などの非純正品では、DOCの触媒含有量が少ないケースが多くあります。DOC内部の酸化触媒の量が少ないと、十分な温度に行き渡らず燃焼不足で燃え残った灰がDPFに流れて堆積することで、DPFフィルター内で目詰まりを引き起こしやすくなります。

そのため、DOC部分においてレアメタル等の貴金属の含有量が少ない触媒を仕入れているケースでは、その分価格は安くなりますが、機能不全や短命化などDPF自体には悪影響をもたらします。

他社には真似できない『現物洗浄サービス』と『在庫販売サービス 「純正リビルト品」』のご紹介

弊社リトラス・セラメックスは、2017年に設立された福井県を拠点にするDPF洗浄&リビルトサービスを行っている会社です。

ディーゼルエンジン車のDPFフィルターを洗浄する「現物洗浄サービス」と洗浄済みのリビルトDPF在庫を販売する「洗浄済みリビルト在庫販売サービス」の2種類のサービスを展開しています。

現物洗浄サービス

メインの現物洗浄では、特許技術を用いた独自の高品質な洗浄が弊社最大の特徴です。他社では水道水や溶剤を用いた洗浄が一般的なのに対し、弊社では精製水と圧縮空気を使用して洗浄を行っています。

水と空気だけで煤や灰などの汚れが本当に落ちるの?と思われる方も多いかと思いますが、精製水と圧縮空気を併用した自社独自のリフレッシュ技術では、DOC内部の触媒機能やフィルター内部を傷めることなく、フィルター内に堆積した煤や灰を新品に近い状態まで除去・復元することが可能です。

また、洗浄後の検査方法では、DPF内に一定の空気を通して詰まりがないか測定を行う風速検査(空気流速試験)のほか、光の種類や波長を変えてフィルター内の亀裂・ヒビ割れ・欠陥・穴の有無を確認するために2種類の検査を行う光検査と目詰まりをチェックして程度評価を行う赤外線検査、と徹底した3段階のチェックを実施しています。

このように、他社には真似できない画期的な洗浄方法と乾燥から検査まで一貫した高品質なサービスをご提供することで、現在では建機メーカー様、トラックメーカー様、ディーラーや日本全国の運送会社様、バス会社様まで多岐に渡る顧客様とお取引させていただいています。

お客様からいただいた現物を洗浄して返送するまでの納期は最短3日いただいておりますが、新品購入よりも断然お安く済みますので、費用を最小限にしたい方・納期に余裕がある方には現物洗浄がお勧めです。

例)中型いすゞフォワードのAssy洗浄

Before
After
洗浄済みリビルト在庫販売サービス

一方の在庫販売の方では、洗浄済みのDPFリビルト在庫品を多数取り揃えております。私たちが扱うリビルト在庫は、すべて"純正品"です。

そのため、上述した一部のみ純正品のものや、DOC自体が海外製や社外品のようなものはありません。純正品のコアのみを仕入れ、現物洗浄と同様に特許取得済みの洗浄機械で洗浄を行った後、厳しい基準の検査に合格したものだけが弊社の純正リビルト在庫となっています。

在庫販売サービスの流れとしては、洗浄済み純正リビルト在庫を弊社からお客様に納品後、お客様の車輌から取り外していただいた古いDPFマフラーを弊社に返送いただき下取り、という流れになります。

最短ではご注文当日にリビルト品を出荷いたしますので、現物洗浄はなかなか難しいという納期重視のお客様や高品質なリビルト品が欲しいというお客様からご好評があり、リピート購入も多数いただいております。

このように、どちらも弊社の強みを生かした自信を持ってご提供できるサービスです。DPFの目詰まりでお困りの方やDPF洗浄でお悩みの方、弊社独自の現物洗浄サービスにご興味がある方は、

「現物洗浄サービス」を!

納期はかけず高品質なリビルト在庫をご要望の方・現物洗浄では難しいがすぐにDPF交換をしたい方には

「洗浄済みリビルト在庫販売サービス」を!

お客様に合ったサービスをお選びいただけるようにご提案もさせていただきますので、是非一度、以下のリンクよりお問い合わせください!